辞める一歩が踏み出せない時の対処法

仕事上で悩みを抱えることは誰にでもあります。それは肉体的なもの、精神的ものと様々なケースがあるでしょう。体や精神に支障が出てきて蓄積し続ければ、必然的に仕事を続けるのは難しくなってきます。そんな中、そうした部分を相談する相手がいないのであれば、職場から退職するチャンスすら掴めずにいる場合もあるでしょう。

介護の分野でも、このような状況に陥っているスタッフはたくさんいます。体調がすぐれず、介護施設を辞めたいと考えていても、その話題を切り出すのが難しくてずっと続けてしまう、というのは本人にとって非常に苦しいことです。特に職場で多くの人たちから頼られるような立場であれば、余計に辞める決意を固めるのが難しいものです。

しかし、そんな状況で仕事を続けていて、もし突然職場を離脱することになれば周囲に大変迷惑がかかります。ここは自身と職場のためにも、退職することを決意し意思表示するのが適切です。確かに頼りになる介護スタッフが職場から去るのは、周囲の人たちも受け入れ難いです。周りのことを考えているのは大変素晴らしいことです。ですが、なによりも大切なのは自分の意志を尊重することです。幸せな生活を送ることこそが人の生きる目的ではないでしょうか。幸せに生きるために働いているのに、周りの人に仕事に自分の人生を採取されてしまうのは本末転倒です。

一番の問題は一人で悩みを抱えてしまうことです。どうしても退職を言い出せないのであれば、外部のカウンセラーに相談する手があります。相談相手に悩みを打ち明けると、心の重荷はいくらか軽くなります。またカウンセラーからのアドバイスを受けることで、客観的に状況を判断し、最も良い対策を練ることができるようになります。一時的にでも職場を復帰し、肉体的や精神的な問題が解決すれば、また介護スタッフとして復帰する道もあります。辞められずに深く悩んでいるのなら、とにかく誰かに相談してみましょう。